犬を飼うことは、
新しい家族を迎えること
これから犬を初めて飼おうと思っている方に、もう一度考えて頂きたいことがあります。犬を飼っていると、思い通りにいかないことがたくさんあります。また犬の生涯はおおよそ15年くらいなので、子供の時から老いてゆくまで長い時間を一緒に過ごすことになります。
その時に、苦労も一緒に乗り越えてゆける気持ちがないと、犬も飼い主様も結局不幸になります。
犬を飼うことは新しい家族を迎えること・・・その覚悟があれば、その代わり「いいこと」や「幸せを感じられること」を犬たちはあなたにたくさん与えてくれるでしょう。
私たちからのお願い
「終生飼育」の意味を知ってください。
犬は容易にどなたでも飼う事が出来ます。ただしそれは「犬を飼う」という事が、ただ単に「その生命を全うさせる」というのであれば、という意味においてです。つまり、「所有する」とか「生かしておく」程度の事なら、生存に必要な最低限の運動をさせさえすれば、それで良いのです。しかしそんな飼い方をするなら何も数多い動物の中から「犬」を選ぶ意味はないのです。
「犬を飼う」事が「犬を家族の一員として家族に迎え入れる」「あなたの人生のパートナー」とするならば、誰もが簡単に出来る事ではありません。
本当に犬を飼えますか?飼う前にしっかりと確認してください。
- 長時間、犬をおいての外出は出来ません
- 引っ越し等でも必ず連れていけますか?
- 毎日お世話をしなければなりません
- 家族でアレルギーのある人はいませんか?
- 病気をした際、獣医代は払えますか?
- 繁殖制限をする事ができますか?
- 一生責任を持って飼えますか?
- 犬を飼う事は家族全員が賛成ですか?
- 最期まで面倒をみる事ができますか?
犬は「育てたい様」には育ちません。
「育てた様」に育つということを忘れないでください。
良い犬に育てる第一歩は、あなたが良い飼い主になる事なのです。
そのためには、まず犬という動物を正しく理解する事が大切です。
たとえどれほど賢く、また愛らしくても犬は「イヌ科の動物」なのです。
人間社会の仲間として、あるいは家族の1人として犬を考えるのであれば、犬にしつけをする事は飼い主にとって非常に重要なことです。